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こういう仕事をしていながらなんですが、私の思うエレクトリックの究極のセッティングとは、良い楽器を良いシールドで良いアンプに挿す、いわゆるアンプ直の状態だと思っています。楽器本来が持つ音の輪郭、レスポンス、ニュアンス、これらのキャラクターを最大限に活かせるのはアンプ直、これに勝るものはないと思っています。


しかしながら、理想のアンプを持っていても弾いていて気持ちのいいところまで音量を出せる環境ではない場合、そのアンプを毎回持ち運べずにスタジオ、ステージごとに違うアンプだった場合など、自分のいつもの音、理想の音を出すのは困難です。その理想の音までの距離感を縮めるためのひとつの手段としてエフェクトボードをご提案させていただいてきました。


エフェクトボードを組むことのメリットはその時々でアンプが異なってもアンプをクリーンにセッティングして使用することで、いつもの自分の音を持ち運べることにあります。もちろん、各アンプのキャラクターも反映されますので100%ではありませんが。また、演奏するまでのセッティングは電源確保、ギターからエフェクターボードへ、エフェクターボードからアンプに接続、と大幅に短縮されます。ボード内のプラグは毎回抜き差ししなくなるので、ケーブルや本体ジャック接点のトラブルなどが減り、ペダル自体の寿命も延びます。


私が製作するエフェクトボードはペダルのご使用状況をお伺いすることから始まります。そこから使いやすいレイアウトを考えてご提案、内容にご納得いただければマジックテープにて設置固定、パッチケーブルはご指定がなければCAJ x KLOTZ PATCHとswitchcraftですべて専用で製作いたします。DCケーブルはご指定がなければサプライに付属のもの、またはFREE THE TONE CP-416DCを使用しています。


ヘルニア エフェクト ボード デザインという名前は、コンパクトエフェクターで揃えていくとどうしてもお金がかかっていって地獄に近づきますよ、という意味と、あまりペダルを詰め込んでいくと重さで腰にきてヘルニアになってしまうかも、という意味に加えて、このネガティブめな内容のHell Nearの頭文字、HとNが私のイニシャルになることから命名しました。


でもコンパクトエフェクターって本当にいいんですよね。




Hell Near Effect Board Design

Hisashi Neo