アンプについて

先日のブログで簡単にアンプの仕組みについて触れましたが、今回はもう少し詳しく書いていきたいと思います。前回はつい我を忘れて普通に説明してしまいましたが、今回はいつものたとえを交えて書いていきます。


私は残念ながらコーヒーミルを持っていないので毎回豆を買うお店で挽いてもらいますが、だいたいの場合、「ペーパー用ですか?」「いえ、プレス用です。」というやりとりがあるので、多くの人はペーパードリップなのであろう...という点から例えていきたいと思います。


しかし最近、マジックテープを買いに行ったお店でどういうわけかカリタのステンレス細口ポット0.7リットルを持った私がレジに並んでいたのでここのところすっかりペーパードリップがメインになりました。

アンプとひとくくりに呼びますが、中身はプリアンプ、パワーアンプ、スピーカー、この 3つの機能が一体化したものが楽器業界ではひとくくりにアンプ、と呼ばれることが多いです。


上記、左の図は

プリアンプでまず音を整えます。まだスピーカーを鳴らすほどの力はありません。

プリアンプで整えられた音信号を増幅するのがパワーアンプです。

パワーアンプで増幅された音信号をスピーカーを鳴らして音にします。


上記、右の図は

コーヒー豆を挽きます。まだまだ飲める状態ではありません。

挽いた豆をドリッパーでおとしていきます。飲める状態になっていきます。

ドリッパーでおとしたコーヒーをサーバーで貯めて、カップに分けてふるまいます。


ということで、以下の説が成り立ちます。

アンプ = ペーパードリップ方式

コーヒー豆 = プリアンプ

ドリッパー = パワーアンプ

サーバー = スピーカー

コーヒー = 音


先にコーヒーの類がくるとなんの説明がメインなのかわかりませんが、こんな感じです。




スタックアンプとコンボアンプです。イギリスのアンプをモチーフに描いてみました。

実際の仕組みです。


スタックアンプはヘッドアンプとキャビネットを組み合わせて使います。接続はシールドではありません。スピーカーケーブルを使用します。


ヘッドアンプ部分にプリアンプ、パワーアンプ機能があり、キャビネットにはスピーカーが収まっています。それぞれ単体では音は出せません。ドリッパーもサーバーも単体では使いません。ドリッパーにそのままお湯をいれたら垂れ流しで軽く被害です。同じく、何もつながっていない状態のヘッドアンプにただ電源を入れると行き場を無くしたパワーのせいでアンプが壊れることがあります。電源を入れる時はキャビネットに接続した状態でなければいけません。これも同じく、ドリッパーをあたためる時は下にサーバーを置いてお湯を受け止めてもらわないといけないこととイコールになります。


コンボアンプはその機能、プリアンプ、パワーアンプ、スピーカーが一体になったものです。

いわばコーヒーメーカーです。というのは機能的な面でのお話で、スタックとコンボ、どちらが優れているというものではなく、完全にお好みのものになります。家では毎回おとしますが、出先では休憩時セブンイレブンでホットコーヒーを買います。コーヒーメーカーも決して悪くありません。




このアンプ = ペーパードリップ説にはもうひとつ追加があります。


私は朝、あまり時間がない時、サーバーを洗う時間を短縮したいので、ドリッパーカップダイレクト方式を用いることがあります。この場合、ちょっと都合よく変化します。


コーヒー豆 = プリ(メイン)アンプ

ドリッパー = インターフェース & iPad

カップ = ヘッドフォン

コーヒー = 音


普段の練習で楽にできる場合のセットに早変わりします、ということをお伝えしたところで終わりたいと思います。


おつきあい、ありがとうございました。

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