xotic Ep-booster

先日の PA の翌日には筋肉痛がきて、私もまだまだである、と思っておりましたが本格的な筋肉痛はその翌日におとずれ、やっぱ歳とったなと実感しました。どういうわけか虫刺されの症状も二日遅れで現れて一体なんなんだ、という依然ボロボロの身体の本日です。


xotic Ep-booster について触れてきましたが、今回は内部のディップスイッチについてです。


裏返した本体の裏蓋を開け、内部右上にあるのがディップスイッチです。ここの組み合わせによってさらに音色の調整が可能です。


1 のスイッチを ON にすると +3db Gainアップ、

2 のスイッチを ON にすると高域が強調されます。


上記図の左から

Factory : 現在の工場出荷時 (1.ON, 2.ON)

Unity Gain : ユニティゲインモード (1.OFF, 2.ON)

Vintage : ヴィンテージモード (1.OFF, 2.OFF)

+3db Gain :  +3db ゲインアップ (1.ON, 2.OFF)


現在の工場出荷時の設定はともに ON、効果がとてもわかりやすく音のツヤ、ハリともに濃密にて濃厚、弾き心地の良い中低域、煌びやかな高域ともにレスポンスが速く、鮮やかな音色となって出力されます。頭で常時 ON の場合、私はこのモードが好きです。


ユニティゲインモードでは GAIN がゼロ、ブースターとしてではではなく音色補正に使用する場合、とくに最後段で使用される方におすすめです。音がまとまってくれます。


ヴィンテージモードはともにスイッチ OFF、音に甘いしなやかさ、まろやかさが加わる、というか、いい意味でのカドのとれた音色、こだわりの隠し味としてひじょうに素敵。開発された方はこちらのモードで使ってくれたら...、というインタビューを見た記憶があります。

私はアコースティックギターで使用する際、このモードにしています。


ゲインアップ、高域を抑えて中低域がぐっと膨らむ感じです。シングルコイルのものは結構特徴的なトーンになります。パンチのある音色になります。




電源部分について。このサイズで電池駆動が可能なところもすごいのですが、AC アダプターは 9V から 18V まで対応しています。AC アダプター 18V で使用した時の音色がこのペダルの本領発揮だと思います。激しくおすすめです。




音色はお好みによるところが多いので、どれが一番いいか? というのは人それぞれです。

接続する位置、つまみの設定、内部ディップスイッチの設定によって一台でここまで変化の得られるペダルもそうそう珍しいと思います。また、様々な楽器に使用できる点も大きいと思います。エレキギター、ベースはもちろん、アコースティックギターやマイク、さらにはハーモニカマイクに、と本当に様々なミュージシャンの方々へ多くの台数を販売してきました。私がエフェクター単体で販売してきたものの個数では圧倒的にトップを誇る製品です。

エフェクターに本格的にハマるきっかけとなったのもこの Ep-booster の影響ははかりしれません。素晴らしい製品をありがとうございます、という気持ちでいっぱいです。


最後に、xotic Ep-booster には限定カラーが存在します。

1,000 台限定の Limited Edition - White、同じく 1,000 台限定の Triple Black、こちらは LED が GREEN、ノブがスモークがかっています。そして 500 台限定の Limited Edition - Black、こちらは LED が PURPLE、それぞれジンクアロイ製の筐体カラーも異なります。


少しでもご参考にしていただけると幸いです。

おつきあい、ありがとうございました。

Hell Near Effect Board Design

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