KENDAMA

ちょっとしたスペースと明かりがあればどこでも楽しめる玩具、けん玉が好きです。

かばんがあれば常に持ち歩けるサイズっていうところも魅力で常時一本は入れています。

ツーリングに、ライブに、スタジオ練習に、旅行に、様々なシーンであの時はアレだったなーという思い出がそれぞれにあります。


幼い頃からやっていたわけではなく、始めたのは大人になってからでした。初めてけん玉にふれたのは 2014年 9月23日のことですので、まもなく 2年になります。日付は facebook で判明しました。ブーツのソール交換のタイミングや修理した日など、様々な時間系列がわかるので SNS はいろいろ便利な面も多いと思います。


さて、このけん玉。練習しないとできるようにならない、木製である、うまくいく時もあれば、うまくいかない時もある、一本持っていてもさらに欲しくなる、材が変われば音も変わる、重量によって決まりやすい技がある、などなど。楽器に共通する部分も多く、そんな一面も夢中になれる要因のひとつかもしれません。


最初の一本は大空の青、もっとも古い友人からいただいたモノでした。

それから色々調べていくうちに KENDAMA USA という海外ブランド (生産は中国) に興味を持ち、たまに欲しいモノがあれば買い、2016年現在、9本になりました。うち、1本は観賞用なので、もはやコレクター的な要素もあり大変危険な領域となっております。


その時々で好みやメインが変わる、という点も楽器と同じく、現在は巡り巡って結局、初めてふれた日本のけん玉メーカー、大空の STREET というモデルを使用しています。これは玉が黒のマット塗装でけんも黒、ひもは赤というイカしたルックスながらどことなく和風、でも名前は英語という得体の知れない仕様で、それはそれでいいのですが、全部黒くしたい、という欲求からひもを KENDAMA USA 改善に付属のスペア (黒) に交換し、カスタマイズ完了。ひもの長さを微調整したり、剣先にはアロンアルファを塗ったり、普段見えないところではありますが、ビーズはクリアーだったりと、手を加えれば加えるほどに愛着感が倍増し現在はこの STREET のみの毎日が続いております。


楽器もちょっとしたパーツの交換など、改造すると自然と愛着が湧いてくるもので、見えないところに小さなこだわりなんかがあると自分だけの秘密感というか、こっそり話したくなるネタというか、普通とは違う特別感でなおさら好きになったりします。


どちらも練習を続けていくうちに、できなかったところがある日できるようになっていたりと、楽器の納得いくように弾きこなせる確率、けん玉の技が決まる確率、どちらも徐々に高くなっていき、いつしか少し上達した、という実感を繰り返して技術を磨いていけるので毎日の積み重ねが本当に大切である、と思い知らされます。


前に進めなくなった時にはどちらかを気分転換にしたりと、追い込みまくった自分を救うツールのひとつでもあります。初心を忘れないようにたまにまったく新しい何かに入門する、という行為を続けてきましたが、このけん玉は今も飽きずに続けているひとつです。最近しなくなった通勤中の車内でブルースハープ、というのもその一環でした。


こだわりと愛着、木は自然の贈り物、というお話でした。

Hell Near Effect Board Design

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