HNEBD x F.P.C. PICK
完成しました。いや、すいません。4月に完成していました。
ずっと気になっていた F.P.C. original PICK。予想と期待をはるかに超えるモノでした。
ピックは長年いろいろ試しては今現在も新しいモノが出るとチェックはしていますが、
今後、コレにしよう!というインパクトのあるモノがなく、高校時代からずっと変わらず
ジムダンロップのデルリン、ティアドロップでした。
エレキでは .96mm から始まり .71mm へ、アコースティックでは .46mm と、使う厚みは
変われどカタチと素材はずっと同じでした。弦にひっかかることのないスムーズさと
減りにくい耐久性の高さ、発色のキレイさが好きで本当に長年愛用しておりました。
が、20年近く慣れ親しんだこのピックからあっさり交代してしまうほど
インパクト大だったのがこの F.P.C. original PICK です。
サンプルを送っていただき、弾き込んで、弾き込んで、決めたのは
ウォータードロップのホワイトパーロイド、0.75mm でした。
最初にマンドリン (1.0mm) を、続いてミニトライアングル (0.75mm)、
形状と厚みの違うタイプをまず試させていただき、使用感と出音の違いが
ずいぶん違うな、とまず驚きました。
他のマンドリンピックは以前使ったことがありましたが、どうやってもしっくりこず。
F.P.C. のマンドリンタイプは色つきの反対の面に滑り止めがついており、とても弾きやすく
フィットするだけでこんなにも違うのかと驚きでした。ピッキングの強弱でニュアンスを
変えられる小回りの効き具合は他のマンドリンピックとまったく違う印象です。
違和感しかなかったマンドリンピックのイメージがガラリと変わりました。
ミニトライアングルはなかなかない形状と絶妙なサイズで最後まで悩みました。
パッと見はオニギリ型なんですが、ピック自体が小さいのでティアドロップに近い
感覚もあり、握る深さでしなりを変化させグリップ感はあるのに自由、という感覚が
斬新でした。他のどれとも違う印象でありながらもものすごく使いやすい、慣れた
ピックから持ち替えてもまったく違和感のない謎。3ヶ所で減り具合を調整して
演奏方法によって弾き分けるという使い方もできるフレキシブルさもナイスです。
続いてカールトン&リトナースタイル (0.75mm)、ウォータードロップ (1.0mm) 。
唯一、カールトン&リトナースタイルだけは自分には難しいと感じる形状でした。
慣れている厚みなのに演奏感はまったく別モノ、ジャズ・フュージョン系ギタリストに
好まれる形状ゆえにそこを通っていない私には玄人向けなのかな?と感じました。
形状、グリップ感はやはり長年使用してきたティアドロップに近く、しっくり感が自分には
一番だったウォータードロップで決定、当時 F.P.C. のラインナップでウォータードロップは
1.0mm のみ ( 現在は0.75mmもあり ) でしたが無理を承知で 0.75mm のサンプルを
お願いしたところ、通常のべっこう柄に加え、見たことのないホワイトパーロイドが。
これがまたびっくり。形状、厚みは同じなのに音が違う、華やかに明るい。
ということで、オーダーさせていただいたのでした。
多少減りにくいデルリンを使用していた感覚から比べると減りは速いのですが
この弾き心地、音は他とは明らかに異なり、もっとも自分にしっくりくるピックです。
結局、一時期変えてもデルリンに戻っていたのはピックが減ってきた時に弦がひっかかる
ザラつく感じが嫌でセルロイド系はみんなそうだと思っていましたが、この F.P.C.ピックは
どの形状も不思議とそれがない。そしてピックの仕上げがとてもキレイというのも
弾きやすさの秘密なのかもしれません。
ピックの下位置に四角で囲まれた F.P.C. ロゴ部分が滑り止め効果を果たしているのも
弾きやすさの秘密です。なので両面印刷にしてもらいました。自分とこのロゴは弾く時は裏です(笑)
lukefujiwara 様、本当にありがとうございます。
http://lukefujiwara.wixsite.com/pedalboard
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