スイッチャーについて

スイッチャーは必要なんですか?というお問い合わせをよくいただきます。


コンパクトエフェクターを同時に複数個変えたい場合、人間の足の本数では不可能な場合がありますので、ON/OFFの組み合わせをプログラムできるスイッチャーはプリセットしておけば瞬時に好きな組み合わせに切り変えることができるので大変便利です、というのが一般的な回答です。


が、


今回は音質の劣化面について、趣味のイラストレーターでピクトグラム化してみましたので、私のスイッチャー観をショッピングモールでの買い物に例えてみたいと思います。

通常、直列でつなぐとこのようになります。ギター(またはベース)からアンプまで、5個のコンパクトエフェクターを経由して最終的な音の出口、アンプまで辿り着きます。

スイッチャーがあるとこうです。直列で繋いでいたコンパクトエフェクターはすべてスイッチャーに接続されるため、ギター(またはベース)からはスイッチャーのみを経由してアンプに入ります。5個通っていたところ、スイッチャー導入によって通る個数的には1個になります。音質劣化は明らかに減ります。


ここでどういうわけかショッピングモールの登場です。


ショッピングモールに行くとテナントが密集しておりますので、向かう場所的には一ヶ所で何店舗もいろいろなお店が見れて大変便利です。さほど疲れません。


これがそれぞれ異なる路面店に行く場合、同じ買い物に行くにしても場所がまちまちな5件のお店を歩き回ると結構疲れます。この2つの場合の身体の疲れが音質の劣化とイコールになります。


音質の劣化について、なんとなく伝わりましたでしょうか?


でも例外があります。路面店や遠い街の好きなカフェに行く場合(留萌など)、それがバイク移動の場合、私の場合、移動の楽しみが大幅にプラスされます。むしろそっちがメインとなります。これは直列に並んだエフェクターで例えるならば劣化などではなく、時代背景の音を再現する味、となります。


システム的に一番いいのは絶対的にコレです、という答えが実はありません。

好きな音、出したい音、使いやすさの優先順位、お好みも人それぞれ、人それぞれ異なるシステムになるのは当然ですので、お困りごとなどございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

Hell Near Effect Board Design

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