受注、製作、納品、完了

今回、ご依頼いただいた製作過程です。毎回ですが、製作中は作業に集中するため、その都度写真を撮ることがありません。作業中、休憩で作業場から離れる時に次の工程を考えるために撮った写真しかありませんが、ざっくりと流れを書いていこうと思います。


機材と接続順、ご使用状況を確認させていただき、寸法確認。レイアウトを考えて収まるボードに書き起こします。

寸法通りなので配置はスムーズです。写真はすでに配線のみを残す状態になっています。

ここまでの作業工程ですが、一番最初はお預かりの段階でつまみの設定を写メしておきます。作業中にほぼ確実にずれるので完成時に同じ設定で納品できるように真上から個別に撮っておきます。


その後、エフェクターのクリーニング、無水エタノールで汚れを落とし、裏面にマジックテープを貼っています。マジックテープは踏む時に余計な動きが出ないように位置を調整して貼ります。


その後、DCケーブルの取り回し。エフェクターの位置を固定する時、DCケーブルは接続した状態です。

今回はアコースティック用のボードでしたのでかさ上げの資材をコルクにしました。

製作したすべてのボードは完成後、寸法図と信号の流れを書き残しています。

万が一のトラブルにすぐに対応できることが一番の理由ですが、完成後に追加したいというご要望がけっこうあるため、そのペダルが入れ替え、もしくは追加できるのか否かの判断が紙面上でできます。


なかなかタイトなスケジュールでしたが、後日 GALLERY に詳しい内容を掲載させていただきます。ありがとうございました。

Hell Near Effect Board Design

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