GALLERY 更新しました
そしてスロウのギタリスト、吉田 裕太 様のボードです。
初めは2014年 2月末に製作させていただき、大元の配置はそのままに2016年4月、エフェクターの一部変更、パッチケーブルをそれまでのCAJ Guitar CableからCAJ x KLOTZで作り直し、加えて一部のプラグを変更させていただきました。
エフェクトボードはPULSE EC08です。市販のモノの中でも800 x 400 mmと大きめです。PULSEは内寸の高さが100 mmありますので背の高いエフェクター、大きめのマルチ、手前と奥とで段差をつけたい場合などにおすすめです。
信号の流れは、ギターからVOX V846-HWに入り、そこからFREE THE TONE JB-21のINPUT(外側)へ入ります。通常、ジャンクションボックスの外側に始まりの入出力をまとめますが、VOX V846-HWは電池駆動のみのため、接続したままにはできません。その都度INPUTから抜くよりもパッチケーブルへの負担が少なく、セッティングのスピードを考慮し、このような順番を取らせていただきました。続いてFREE THE TONE JB-21のINPUT(内側)からOne Control Chamaeleo Tail Loop MK IIのIN 5へ、セパレートのLoop 5にはRED WITCH FUZZ GOD、Chamaeleo Tail Loop MK II のOUT 5からオリジナル コンプレッサーを通り、Chamaeleo Tail Loop MK IIのBUF INへ。スイッチャー内はLoop 1 にオリジナル オーバードライブ、Loop 2 にWAMPLER pinnacle、Loop 3 にMXR phase 90、Loop 4 にt.c. electronic VINTAGE TREMOLOを接続。Chamaeleo Tail Loop MK IIのOUTからはxotic RC-Booster、BOSS PS-6 Harmonist、LINE 6 DL4を通り、再びジャンクションボックスのOUTPUTへ。Roland EV-5はLINE 6 DL4のエクスプレッションペダルとして接続しています。BOSS TU-2はスイッチャーのTUNERに接続、この下にFREE THE TONE JB-21があります。xotic Ep-boosterは今回から追加されたオリジナル コンプレッサーと入れ換えとなり、納品直前の撮影のためボード上部に配置してあります。
電源周り、メインのパワーサプライはNoah's ark AC/DC-1です。One Control Chamaeleo Tail Loop MK IIからのDC供給も使用しております。LINE 6 DL4のACアダプターはAC電源に接続したままではフタが閉まらない形状のため、二年間もその都度の接続をお願いしてしまいましたが、今回の作り直し時に短い延長の電源コードを作成し、サプライのAC電源に接続したまま移動できるようにさせていただきました。
配線周り、シールドはCAJ x KLOTZのPATCH、プラグはすべてswitchcraft、ハンダはKester #44を使用。
PULSE EC08での初の受注ボードで私にとってとても思い入れのある一枚で、掲載許可を快くいただけました。
吉田様、いつも本当にありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
そしてスロウ
http://soshiteslow.jimdo.com/
儚くもポップ、印象的なメロディはどの曲も楽器隊のバランス感が絶妙、ボーカルが一番前に来ているのにどの楽器も主役のように聴こえてくるアレンジがとにかく素晴らしい、ヘッドフォンで聴くと尚更、心地よい音が色んなところから飛んでくる、とても素敵なバンドです。ぜひチェックしてみて下さい。
現在の変更前、CAJ Guitar Cableで作成時のボードです。LINE 6 DL4のACアダプターはNoah's arc AC/DC-1の上部AC電源にその都度接続、移動時はRoland EV-5とMXR phase 90の隙間に収まる長さに調節させていただいておりました。
ここまでのサイズの場合、パッチケーブルはトータルで 8m 前後使用するので一般的な太さのCAJ Guitar Cableから細身のCAJ x KLOTZにすることで、ボードの重量が若干軽くなります。
※ 文中のオリジナル コンプレッサー、オリジナル オーバードライブは吉田様のお知り合いの方の製作品です。
0コメント