LED ZEPPELIN / IN THROUGH THE OUT DOOR
LED ZEPPELIN / IN THROUGH THE OUT DOOR。
1979年 8月15日発売、私の産まれる 13 日前に発売されたそうで。
私はこのアルバムがいろんな意味で好きで、形態違いで数枚持ってます。
妙な収集癖もここからきてるのかもしれません。
初めて聴いたのは中学の時か高校の時かどっちかでしたが、レコードの中古市がたまにあり、パルコの上かサッポロファクトリーの地下か、どっちかで見つけました。茶封筒に入ってて中身が見えなく、ジャケットが 6 種類あるっていうアルバム、という情報をバンやろ ( 当時の音楽雑誌、BANDやろうぜ ) かなんかで見ていて存在は知っており、茶封筒もほとんどダメージがなく、あまりに状態が良かったので買いました。すでにCDの時代でしたのでレコードプレイヤーは持っていなかったのですが、父の部屋にそれらしきものがあったので聴けるだろうと帰ってひっぱりだしてもらって聴いたのでした。
もっとも最初に音楽を聴いた機器はカセットテープだったので、回転する黒い巨大な円盤に針をおとしてスピーカーから音が鳴るってのは当時驚きで。仕組みも謎、サイズも斬新、曲間にブツボツブツボツ鳴るのも新鮮、裏返すのはテープも一緒だったので普通、と CD にない、なんともよくわからない何かがあるな、と当時思ったものです。
ブツボツした後にくる不穏な響きのフェードインで始まる In The Evening が私のレコードという機器の記憶になっています。CDと違って狙いを定めないと曲が飛ばせないので、当時は最初から片面聴いて、終わったら裏返して通して聴いて終わり、という日常。それもあってかこの曲が好きっていう印象はあまりなく、アルバム通して聴いてる感じが好き、家でも車でも必ず1曲目からで、途中から聴くことがない稀有で謎な一枚。
というのもこのサイトについて色々考えている頃に 2-CD DELUXE EDITION を見つけたので買いました。Disk 2 では聴き慣れた同じ曲なのに聴いたことのない楽器がたまに鳴ってたりとまた楽しませてもらってます。賛否両論あるようですが、私は好きです。
当時わからなかった CD にないなんともいえない何か、その正体はアナログだからでした。デジタルにはない、なんともいえない何か、自分にはこのアルバムとの出会いが機材の音を聴く上でとても重要な基準になっています。レコードはアナログ、CD はデジタル。コンパクトエフェクターの多くはアナログで、マルチエフェクターは基本デジタルです。
アナログをデジタルで限りなく緻密に再現するという strymon の登場はそれはそれは衝撃でした。strymon の音が好きな理由もそこです。
エフェクターサイトとして情報をひとつ、有名なお話しですが。
このアルバムの 3 曲目 Fool In The Rain のギターソロで MXR blue box の音が聴けます。
初めて聴いた当時、なんじゃここ?と異色に思ってたとこがこのエフェクトのかかったギターの音でした (笑)
というお話でした。
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