HNEBD 178 Cable / イナバケーブル 受注生産開始
ヘルニアエフェクトボードデザインではお好きな長さでケーブルの受注生産をしておりますが、この度パッケージ商品としてイナバケーブルを発売いたします。
こちらは切り出しが178cm、主に JAMUP Plug や iRig など、iPhone や iPad に接続するインターフェース用として最適な長さになっております。
昨今の音楽系アプリはモニターヘッドフォンを使用すればなかなかリアルなものがあると思います。私自身、JAMUP Plug が発売された時にさほど期待せずに購入したのがきっかけですが、自宅で大きな音が出せない時、夜間練習時に iPad と SONY MDR-CD900ST で予想をはるかに上回る音質と音圧でアプリにごめんなさい、となりました。
と、すっかりバンド関連、サポート関連の曲を覚えるまでの練習はもれなく iPad になったのですが、ここで不便に思っていたのがケーブルの長さです。1m では演奏時は良くても何かを取る時動くには短く、3m では長い。長過ぎず、短過ぎない、いい長さはないかと試行錯誤した結果、178 cm / 70.1 inch、ゴロも覚えやすい「イナバケーブル」となりました。
座っての練習時、テーブル上にあるモノに接続する際に丁度良い長さなのでパソコンのインターフェース用、レコーディング用としてもお使いいただけます。さほどかさばらない長さなので限られたスペースでも邪魔にならず、持ち運ぶ時にも荷物としてさほどかさばりません。
長年いろいろなメーカーのケーブルを試してきました。各メーカー、種類によって得意な音域の違いや特性があるのはもちろんですが、それより違いがわかりやすいのはケーブル自体の長さにあると思います。短ければ短いほどレスポンスは速く、ボリュームの追従性も明確です。フラットな特性のケーブルも長くなればなるほどミドルが膨らんでくるように思います。同じメーカー、同じ種類のケーブルのラインナップでも最も短いもので試すとそのケーブルに対する印象が変わることもあります。作りたてのケーブルもまた音が違ったりして興味深いものがあります。
下の写真はサンプル製作したものです。
ケーブルは CAJ Guitar Cable、プラグは switchcraft、ハンダはKester #66 を使用。
通常ハンダは Kester #44 を使用しておりますが、今回は同じ Kester でも 1960〜1970 年代のヴィンテージ、Kester #66 を使用しております。デジタルものに使用する前提なのでハイファイになり過ぎないように、クリアーでも落ち着いたトーンになって欲しい、という願いからです。
ライブ時に間違って持っていかないように一目で見て違いがわかるようにプラグの外側に収縮チューブを被せています。収縮チューブは耐久性の高い HellermannTyton を使用しております。
全体が黒く、少し違った印象のケーブルに仕上がりました。
明日、資材が新たに入荷しますのであらためて製作し掲載させていただきます。
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